AichiSR測定代行について 2023年度
2023年 3月24日
測定代行の概要
測定代行は、お預かりした試料をセンターのスタッフが代行して測定するサービスです。本サービスは、遠隔地、専門の研究スタッフが不足、繰り返し測定などを効率的に実施したい、放射線業務従事者登録が困難な場合など、測定を代行したい利用者などの利便性を図るべく実施するものです。
利用募集する測定手法
測定手法 | ビームライン |
硬X線XAFS | BL5S1・BL11S2 |
軟X線XAFS(He大気圧下・真空下) |
BL6N1 |
軟X線XAFS(超高真空下) |
BL7U・BL1N2 |
粉末X線回折 | BL5S2 |
薄膜X線回折・反射率 | BL8S1 |
広角・小角X線散乱 | BL8S3 |
X線トポグラフィ・X線CT | BL8S2 |
単結晶X線回折 | BL2S1 |
※ 測定手法[ビームライン]の詳細はこちらをご覧ください。
※ 利用可能なビームラインは各利用期の定期募集のページをご確認ください こちら
測定試料と測定環境等
測定試料について
原則、次のとおり測定手法ごとに調製した試料とします。( 要事前相談【相談ファイル】)
測定手法(BL) | 測定試料 |
硬X線XAFS (5S1,11S2) | 最適濃度に調整したペレット状サンプル |
粉末X線回折 (5S2) | Φ=0.5mm以下のキャピラリーサンプル(封切済) |
軟X線XAFS (6N1) He大気圧下・真空下 | 粉末又は短冊状サンプル |
軟X線XAFS (1N2,7U) 超高真空下 | 粉末・板状 |
薄膜X線回折 (8S1) | シート状,板状,基板,粉末(平板ホルダー) |
小角X線散乱 (8S3) | 粉末状,シート状 |
X線トポグラフィ・X線CT (8S2) | 要相談 |
単結晶X線回折(2S1) | 0.1mm以上の単結晶・サンプルループにマウントした状態 |
測定試料の調製について
測定試料の調製は利用者がおこなうものとします。調製方法が判らない場合は、「測定代行_相談ファイル」の試料調製方法の相談希望とご記入ください。個別指導が必要な場合、利用時間に計上しご利用頂きます。
測定環境について (ご相談ください)
- 硬X線XAFS(5S1,11S2)は、大気中・室温環境下での測定
- 軟X線XAFS(6N1)のHe大気圧下は、Heガス雰囲気の大気圧・室温環境下での測定
- 軟X線XAFS(6N1、1N2、7U)の真空下・超高真空下は、真空中の室温環境下での測定
- 粉末X線回折(5S2)は、原則、大気中・室温環境下での測定
- 薄膜X線回折(8S1)は、大気中・室温環境下での測定
- 小角X線散乱(8S3)は、大気中・室温環境下での測定
- X線トポグラフィ・X線CT(8S2)は、大気中・室温環境下での測定
- 単結晶X線回析(2S1)は、大気中・約100K~室温環境下での測定
測定代行の利用区分と利用料等
利用区分について
利用区分 | 内 容 |
一般利用 |
一般企業の利用を対象
利用者の所属、氏名、実験名、成果等、利用に係る一切の情報を非公開
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中小企業利用 |
中小企業の利用を対象
利用者の所属、氏名、実験名、成果等、利用に係る一切の情報を非公開
中小企業とは、中小企業基本法に定める中小企業者又は法人格を有する中小企業者の団体。ただし、大企業又はその役員から2分の1以上の出資を受けている企業は除きます。
中小企業基本法に定める中小企業者の定義の詳細はこちら
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公共等利用 |
大学、公設試験研究所等の利用を対象
成果公開を前提とし、実験番号ごとに成果報告書(様式4)の提出が必要
成果報告書を提出しない(成果を非公開にしたい)場合は、「一般利用」での利用が可能
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*「公共等利用」 は、実験番号ごとに実施日から50日以内に成果報告書(様式4)を提出してください。
利用料金(2023年度)
※測定代行につきましては、トライアル利用の枠はございません。
利用時間単位について
利用時間は1 時間 単位です。(予備測定の場合、0.5時間刻みで2時間まで実施可能)
利用申込手続き
事前相談
利用申込の前に、WEB申込みの 測定代行(事前相談)ページより、必要な情報の入力および、「測定代行_相談ファイル(word可)」をアップロードし事前相談を提出してください。
様式ダウンロードはこちら
マイページに「相談中」と表示され、相談番号(Aの入った番号)が表示されます。担当のCDと、実施内容、測定手法、利用時間等について相談をおこないます。
実施内容が決まりましたら、「実施内容確認書」を利用者にお送り致します。併せて、実施内容確認番号(Bの入った番号)が付与されますので、マイページをご確認ください。
利用申込書の提出
「実施内容確認書」の内容を確認の頂き、マイページの実施内容確認番号をクリック頂くか、もしくは、利用申込の 測定代行 のページより申し込みフォームへお進みください。必要情報の入力および「測定代行_試料ファイル(PDF)」と「SDSファイル(PDF)」をアップロードし申し込みを完了してください。
※代行実施予定日から平日4日前までに手続きを完了してください。
持ち込み試料の取扱いについてはこちら
サンプルの送付先
あいちシンクロトロン光センター 測定代行サンプル
●申込者の連絡先の取り扱いについて
記載頂いた連絡先については、当センターが利用促進のために実施する各種事業のご案内の他、利用者のご意見・ご要望を伺うアンケート調査に使用する場合があります。
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測定試料の提供および返送
測定データ等の送付
測定終了後おおむね10日以内に、測定結果等を記載した実施報告書、および電子媒体に収納した測定データを測定試料とともにお返しします。なお、測定データ等の発送日は測定内容や利用状況により変動があります。
利用料の支払い
測定代行終了後、センターから請求書を送付します。請求書発行日の翌月末日までに利用料をお支払いください。支払の際は、お振込み時の振込人名称に、必ず請求書右上に記載の請求書番号も続けてご記入(入力)をお願い致します。
成果報告書の提出(公共等利用)
成果報告書の提出
「公共等利用」の区分でご利用いただいた場合、実験番号ごとに実施日から50日以内に成果報告書(様式第4)をAichiSR WEB申込みの成果報告書提出のページより提出してください。成果報告書とは、利用で得られた成果の概要を、図表等を用いてレポートとして取りまとめたもので、活用事例として公開させていただきます。ただし、特許取得を意図しているなどの理由により公開の延期を希望する場合、当センターとの協議により、公開の範囲、公開の時期等を別に定めることができます。公開の猶予は最長2年間となります。成果報告書の提出と合わせて、成果公開延期申請書を提出してください。
書類のダウンロードはこちら
成果報告書についてのお問い合わせ先
〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町250番3
(公財)科学技術交流財団 あいちシンクロトロン光センター産業利用コーディネータ 宛
電話:0561-76-8330 メール:report@aichisr.jp
特記事項
成果の公開のお願い
「一般利用」及び「中小企業利用」の場合は、成果の公開は必ずしも必要としませんが、利用者の方々のご了解を前提として、成果の公開をお願いする場合があります。公開する成果は、事例集等に掲載し、新規利用者の拡大のために活用させていただきます。公開時期、公開する範囲等については、利用者の方々とご相談の上、決定させていただきます。
成果発表の報告のお願い
論文、受賞、プレスリリース、講演、寄稿などにより発表する場合は、当センターにおける活用又は成果であることの明記をお願いするとともに、別刷り、記事の写し、プレス発表資料等を随時送付していただきますようお願いします。
公開特許の報告のお願い
本サービスの利用に伴い発生した知的財産は、原則として利用者に帰属します。特許を出願し、公開特許公報により特許が公開された場合、公開特許公報の写しを随時送付していただきますようお願いします。
各種問い合わせ先