持込試料等の取り扱いについて
2022年3月25日
持込試料等の取扱い
測定試料などで化学物質を持ち込む場合には、各BLごとの実験条件ファイルにある 「3.持込試料及びその他の物質」に 物質名(化学式)、形態(外観)、数・量・サイズ・容量、分類、有害性、SDS等、リスクレベル、安全対策、使用目的 を正確にもれなく記載しPDFファイルに変換してから、WEB申し込みシステムより提出してください。試料を固定する物質(Si基板, In箔など)についても記載が必要です。 利用決定後、持込試料、化学物質等の内容を変更する場合には、必ず WEB申し込みシステムの 「変更届け」より、上記に準じて記載し利用日の平日4日前までに提出してください。
※必要な安全保護具(保護メガネ・手袋・マスク等)は各自お持ちください。
※原則、生物、放射性物質等の持ち込みはできません。
- 物質名は、化学名、慣用名等を記入(商品名はなるべく避けること)。化学式は元素記号(有機化合物の場合は示性式)で表記。組成やドープ量等の異なる試料は別々に記載(略称不可)。<例:酸化チタン(TiO2)、鉄(Fe)/シリコン(Si)、エタノール(C2H5OH)>
- 形態(外観)は、測定試料部位の形状、外観は試料全体形状を記入。<例:薄膜(Siウエハ)、粉末(キャピラリー)、液体(密封ポリ袋)、電極(電池セル)、ペレット(スライドマウント)等>
- 数・量は、試料の個数・一試料あたりの重量・濃度等。サイズはタテ×ヨコ×厚さ等(単位を付けること)、容量は容器の包装容量(㌘、ml)等を記入。<例:5枚・0.1㌘、10×10×0.5(単位mm)、10Lボンベ>
- 分類は、SDSを確認し、表1より該当する分類を記入。複数該当する場合は複数記入。<例 A, B, J 等> 該当する分類がない場合は「区分外」と記載。
- 有害性は、表1より該当する有害性を記入。複数該当する場合はリスク区分の数字が小さい項目を2~3項目程度記入。<例:(Aの場合)可燃性固体、(Bの場合)発がん性、生殖毒性、(Dの場合)皮膚刺激性、眼刺激性、(Fの場合)酸化性固体 等>
- SDSは、提出するPDFファイルのファイル名(連番)を記入。「無害」を含めすべての物質について、持込み試料の供給元が作成したSDSファイル(PDF)を必ずWEB申し込みシステムより提出すること。持込み試料のSDSがない場合には主たる成分のSDS、或いは類似物質のSDSを提出すること。
- リスクレベルは、リスクアセスメントをおこなった結果を記載すること。4段階評価でリスクレベル2の場合は 2/4 と記載。Sの判定が出た場合、S も記入。(厚生労働省のホームページ「職場のあんぜんサイト」で、支援システムを提供しており、サイト上で必要な情報を入力すると、リスクレベルと、実施すべき対策、参考となる対策シートが得られます。)※持込試料等のリスクアセスメントについては、こちらをご覧ください。
- 安全対策は、「区分外」を除き全て記載すること。<例:フィルムシートに密封、保護メガネ・手袋・マスク等着用、試料搬送導入機で真空中搬送、ドラフト内作業等>
- 使用目的は、測定、器具洗浄、in-situ実験に使用 等を記入。
- 実験条件ファイル 「3.持込試料及びその他の物質」 の記入例
※「SDS等」の記入方法が変わります。提出するSDSファイル(PDF)のファイル名と連番を一致させてください。
書類のダウンロードはこちら
利用申込書・変更届出書の提出先および問合せ先
(公財)科学技術交流財団 あいちシンクロトロン光センター 利用受付事務局
電話:0561-76-8330 メール:aichisr@aichisr.jp