※本研修会は定員に達したため、募集を締め切ります。
1.期間・場所・主催等
期間 |
2019年12月 5日(木) 10:00~18:30 (SPring-8での実施:2019年10月30日(水)~31日(木) 締切済) |
開催場所 | AichiSR BL6N1 |
主催 | (公財)科学技術交流財団 |
共催 | (公財)高輝度光科学研究センター |
協賛 | 光ビームプラットフォーム |
2.研修会の概要
現在、国内で稼働中の複数の施設で産業分野の放射光実験が行われておりますが、放射光産業利用の一層の普及・深化のためには、それぞれの施設の性能や利用制度の特徴を活かした利用促進が効果的です。そこで、施設横断的な利用促進、人材育成並びに標準化活動の一環として、ユーザーと支援研究者のための施設横断合同研修会を、科学技術交流財団と高輝度光科学研究センターが協力して開催します。
今回は、X線光電子分光 (XPS) をテーマに、AichiSRとSPring-8のそれぞれの施設で異なる日程で測定実習を行います。本研修会では、ユーザーの方々にそれぞれの施設の測定技術の特徴を把握していただき、最適な利用施設選択の一助となることを期待しております。
3.AichiSR BL6N1の概要
軟X線XAFS・光電子分光ビームラインBL6N1は、二結晶分光器による1.75~6.0keVのエネルギーの単色X線が利用できます。ビームライン終端に光電子分光装置を設置し、一般的な実験室光電子分光よりも高い励起エネルギーでの実験が行えます。また、光電子分光器で検出できるオージェ電子を用いたオージェ収量法あるいは試料電流を検出することによる全電子収量法でX線吸収分光が行えます。更に、光電子分光装置の下流にHe大気圧チェンバを備え、He転換電子収量法あるいは半導体検出器を用いた部分蛍光収量法によるX線吸収分光にも対応しております。
今回の研修会では、実験室でのXPSとSPring-8のHAXPESの中間に当たる3.0keVの励起エネルギーでの光電子分光測定を通して、手法の特徴や利用に際しての留意点をご理解いただき、今後の研究開発に資することを目的としております。尚、本研修会で行った測定内容は、公開していただく必要がございます。
4.プログラム
時間 | 内容 | 詳細 |
9:30~10:10 | ユーザー手続き |
本年度初来所の方は、 ビデオ講習(30分)の受講が必要。 |
10:10~12:00 | 装置説明・試料準備 |
ビームラインと装置の説明 持込試料のホルダへの取付、試料ホルダの真空引き |
12:00~13:00 | 昼食 | |
13:00~18:30 | 実習 |
実習参加者持込試料を用いた測定実習 ※実験条件:X線エネルギー=3keV 得られたデータの簡単な解析 |
※実習は、全グループ合同で実施します。
※1グループあたり持ち時間は約1.5時間(2~3個程度の試料の測定と解析)を予定しております。
対象
AichiSRあるいはSPring-8でのX線光電子分光実験(測定代行を含む)を検討中の方。
募集定員
12名 (1グループ3名)
申込方法
お申込は こちら から
※定員に達したため、募集を締め切りました。
申込締切
2019年11月15日(金) 17:00
(参加希望者多数の場合は、締切日以前に募集を終了することがございます。)
その他注意事項
1)持込試料の制限は以下のとおり。なお、持込試料につきましては安全審査を実施させていただきます。
○試料数 1グループ2個程度
○安全、法規上問題無いもの
○汚染、破損、紛失しても構わないもの
※試料についての情報(組成、雰囲気等)を、申込時に正確にご記載ください。
2)データ持ち帰り用のストレージをご持参ください。
USBメモリー(256MB以上の容量)を推奨いたします。
3)本研修会の参加者は、AichiSRの放射線従事者登録が必要です。登録のための様式ダウンロードはこちらから。
4)研修会への参加は無料ですが、旅費は参加者負担とさせていただきます。
5)参加調整は当方に一任いただきます。
問い合わせ先
実習担当:内容等に関するお問い合わせにつきまして
(公財)科学技術交流財団 担当:砥綿、上原
E-mail : aichisr-workshop@astf.or.jp