1. 期間・場所・主催等:
開 催 日 | AichiSR:2018年8月31日(金) | |
開催場所 | AichiSR BL8S3 | |
主 催 | (公財)科学技術交流財団、(公財)高輝度光科学研究センター | |
共 催 | AichiSRシンクロトロン光利用者研究会 | |
協 賛 | 光ビームプラットフォーム、SPring-8利用推進協議会 |
注)SPring-8での研修会内容はSPring-8のサイトをご覧ください。
2. 概 要:
現在、国内で稼働中の複数の施設で産業分野の放射光実験が行われていますが、放射光産業利用の一層の普及・深化のためには、それぞれの施設の性能や利用制度の特徴を活かした放射光利用の促進が効果的です。そこで、施設横断的な利用促進、人材育成並びに標準化活動の一環として、ユーザーと支援研究者のための施設横断合同研修会を、科学技術交流財団と高輝度光科学研究センターが協力して開催します。
今回は、X線小角散乱をテーマに、AichiSRとSPring-8のそれぞれの施設で異なる日程で測定実習を行います。本研修会では、ユーザーの方々にそれぞれの施設の測定技術の特徴を把握していただき、最適な利用施設選択の一助となることを期待しています。
3. AichiSR BL8S3の概要:
広角・小角X線散乱ビームラインBL8S3は、最大カメラ長:4 mで、自動読取イメージングプレート検出器(R-AXIS Ⅳ)と二次元半導体検出器(PILATUS 100K)を備え、高精度静的測定と時分割測定を可能としています。またフラットパネル検出器を併設しており、小角と広角の同時測定も可能です。更に、自動サンプルチェンジャーを備え測定の効率化も実現しています。今回の研修会では、イメージングプレートを使用した測定とデータ解析法の説明を通して、手法の特徴や利用に際しての留意点をご理解いただき、今後の研究開発に資することを目的としています。尚、本研修会で行った測定内容は、公開していただく必要があります。
4. プログラム:
時間 | 内容 | 詳細 |
9:30 - 10:10 | ユーザー手続き |
実習1に参加される方のみ集合。
(初来所の方は,ビデオ講習(30分)の受講が必要)
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10:10 - 12:00 | 実習1 | (実習2~4と内容同じ) |
12:00 - 13:00 | 昼食 | (実習2に参加される方は,この間に来所) |
13:00 - 14:50 |
実習2
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* 実習参加者持込みサンプルを用いた測定実習
(各グループ最大5サンプル、1時間程度)
実験条件: X線エネルギー = 8.2 keV,カメラ長 = 4 m,
(q = 0.04 ~ 1.5 nm-1)
* 得られたデータの解析
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14:50 – 16:40 |
実習3
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16:40 – 18:30 |
実習4
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* 実習は、各グループ別に,シリアルに実施します。
* 1グループあたり持ち時間は約2時間,最大で5個程度の試料の測定と解析を予定しています。
* 研修会実施後、50日以内に成果報告書(様式7)の提出が必要です。
対象:
AichiSRあるいはSPring-8でのX線小角散乱実験(測定代行を含む)を検討中の方。
AichiSRの募集定員:
4グループまで。
AichiSRの申込方法:
(好評により,締め切りました)
AichiSRの申込締切:
2018年 8月 3日(水) 17:00 → 好評により締め切りました(8/1)。
その他注意事項:
1) 持ち込み試料の制限は以下の通り。なお、持ち込み試料については安全審査を実施します。
○ 試料数: 1グループ5個程度
○ 安全、法規上問題ないもの
○ 汚染、破損、紛失しても構わないもの
※試料についての情報(組成、雰囲気など)を、申込時に正確に記載ください。
2) データ持ち帰り用のストレージを持参ください。
USBメモリー(256MB以上の容量)を推奨いたします。
3) 本件研修会の参加者は、AichiSRの放射線従事者登録が必要です。初めての方は,お問い合わせください。
4) 研修会への参加は無料ですが、参加者への旅費は支給しません。
5) 申込者多数の場合、締切日以前に募集を終了するこがあります。また調整は、当方に一任いただきます。
問い合せ先: (内容等に関するお問い合わせについて)
(公財) 科学技術交流財団 あいちシンクロトロン光センター
担当:砥綿、野崎、上原
e-mail : aichisr-workshop@astf.or.jp