あいちシンクロトロン光センターのリスクアセスメントについて
労働安全衛生法の改正により、2016年6月1日から危険有害性のある化学物質(640物質)を製造・取り扱うすべての事業者に対し、リスクアセスメントの実施が義務付けられております。
これは、化学物質やその製剤の持つ危険性及び有害性を特定するとともに、それによる労働者への危険又は健康障害を生じさせる恐れの程度を見積もり、リスク低減対策の検討を行うことを目的としたものです。
測定のためにあいちシンクロトロン光センターで使用する化学物質についても同様にリスクアセスメントの対象となっておりますことから、ユーザーの皆様には2018年4月より、リスクアセスメントの実施をお願いすることといたしました。
なお、2018年3月までは移行期間とし、提出いただいた利用申込書を産業利用コーディネータが確認し、該当する持ち込試料等に対するリスクアセスメントを実施し、リスクレベルや対処法を連絡するとともに、今後の利用申込書への記載方法などについてご案内させていただきます。
ご協力宜しくお願い致します。
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リスクアセスメントの方法について
- あいちシンクロトロン光センターのリスクアセスメントの方法
(1)利用申込書ごとに実施してください
(2)所属機関で実施されている場合、その結果を利用可能です
・マトリックス法、数値化法、コントロール・バンディング法 等
(3)所属機関で実施されていない場合、コントロール・バンディング法を推奨します
- 利用申込書 「9.持込試料及びその他の物質」欄への反映
(1)「リスクレベル」の項目
① リスクレベル/評価段階の形式にて 【4段階評価でリスクレベル2の場合は 2/4 と記載してください】
② コントロール・バンディング法以外で評価した場合は、評価方法も記載してください
③ リスクアスセメント対象外(GHS分類ですべて区分外)は「対象外」と記載してください
(2)「安全対策」の項目
リスクアセスメントの結果、対策が必要な場合は対策法を記載してください
・サンプル密封、保護具着用、ドラフト内作業 等
- 対象物質
SDSの検索は こちら (厚生労働省 職場の安全サイトへのリンク)
コントロール・バンディング法について
ILO(国際労働機関)が、開発途上国の中小企業を対象に、有害性のある化学物質から労働者の健康を守るために、簡単で実用的なリスクアセスメント手法を取り入れて開発した化学物質の管理手法です。
厚生労働省のホームページ「職場のあんぜんサイト」で、支援システムを提供しており、サイト上で必要な情報を入力すると、リスクレベルと、それに応じた実施すべき対策と参考となる対策シートが得られます。
マニュアル ;厚生労働省ホームページ 「職場安全サイト」より
記入例 (以下記入例は旧版なため若干異なります。)
厚生労働省のホームページ「職場のあんぜんサイト」の 支援システム を使ったコントロール・バンディング法実施例を紹介します。
支援システムのサイトを開くとこのように表示されます。
リスクアセスメントを開始 のボタンをクリックすると step1 に進みます。
必要事項を入力し 次へ ボタンを押すと step2 に進みます。
あいちシンクロトロン光センターの利用申込書・利用確認書への記入例を示します。
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更新 2018.4.3