「2016年度共用プラットフォーム形成支援事業(成果公開型)」
利用課題募集要項
あいちシンクロトロン光センター(以下、「センター」という。)では、文部科学省の「先端研究基盤共用促進事業(共用プラットフォーム形成支援プログラム)」における地域発課題連携の推進を図るため、「2016年度共用プラットフォーム形成支援事業(成果公開型)」(以下「本事業」という。)を実施することとしました。
これに伴い、このたび以下のとおり産業利用課題の募集を行います。
1.概 要
本事業は、当センターのビームラインを安価に利用する代わりに成果公開を条件とする利用課題を募り、その具体的な成果事例を広く紹介し、シンクロトロン光施設の新たな利用の拡大に繋げることを目的としています。
利用課題募集に当たっては、自動車、航空機、電子機器等の先端的な産業分野の課題のみならず、地域産業(窯業、メッキ、繊維等)の振興に資すると認められる課題も応募できます。
2. 利用課題を募集するビームライン
ビームライン名 | 測 定 手 法 |
BL6N1 | 軟X線XAFS 光電子分光 |
BL7U | 真空紫外分光 超軟X線XAFS 光電子分光 |
BL8S1 | X線反射率 薄膜表面回折 |
BL8S3 | 広角・小角散乱 |
BL1N2 | 軟X線XAFS 超軟X線XAFS 光電子分光(利用は12月中旬以降) |
※ 必要であれば同一利用課題で複数のビームライン・測定手法の利用申込みが可能です。
※ ビームラインの詳細はこちらをご覧ください。
3.利用課題の条件と利用料
企業による利用を対象とし、1シフト(4時間)当たりの利用料は一般企業の場合82,200円、中小企業の場合41,100円としますが、成果公開が必要です。なお、今年度実施している成果公開無償利用事業で採択された課題は除きます。
4.利用課題募集の概要
(1) 募集期間
2016年10月17日(月)から2016年10月31日(月)正午まで
2016年10月17日(月)から2016年10月31日(月)正午まで
(2) 募集利用課題数
3課題程度(1課題あたり6シフト程度の利用となります。)
(3) 利用期間
2016年12月1日(木)から2017年3月31日(金)まで
2016年12月1日(木)から2017年3月31日(金)まで
※土、日、祝日、マシンスタディ日(原則、月曜日)及びメンテナンス等による休館日は利用日から除きます。
詳細は運転スケジュールをご覧ください。
(4) 利用時間
利用時間は4時間を1シフトとして、「10時から14時まで」と「14時30分から18時30分まで」の1日あたり2シフトを設けており、1シフトから利用が可能です。
※機器の調整や試料セットなどの実験の準備及び片付けは、利用時間内で実施してください。
(5) 利用課題審査
有識者を含めた利用課題審査委員会にて応募利用課題の審査を行います。
有識者を含めた利用課題審査委員会にて応募利用課題の審査を行います。
利用課題審査に当たっては、利用申込書について以下の観点から評価します。
① 産業的、社会的重要性とシンクロトロン光利用の必要性
② 新たな試みや独自の試みの有無
③ 事業化・実用化の可能性
④ 産業への貢献・波及効果
② 新たな試みや独自の試みの有無
③ 事業化・実用化の可能性
④ 産業への貢献・波及効果
※上記の審査とは別に、後述の「5 応募手続き(2)利用要件」にあります安全性等の要件審査を実施します。
※審査に必要な追加情報の提供をお願いすることがあります。ただし、審査を通じて知り得た情報に関しては一切公開致しません。
※審査に必要な追加情報の提供をお願いすることがあります。ただし、審査を通じて知り得た情報に関しては一切公開致しません。
(6)審査結果の通知
利用課題審査会における審査及び安全性等の要件審査の結果は、採否にかかわらず、11月18日(金)までに通知します。
なお、利用については、利用課題が採択された後、産業利用コーディネータと相談・調整します。
なお、利用については、利用課題が採択された後、産業利用コーディネータと相談・調整します。
5.応募手続き
(1) 利用申込書の提出
申込者兼利用責任者は、利用申込書(2016年度共用プラットフォーム形成支援事業(成果公開型))を作成し、募集期間内に下記提出先に提出してください。
(2) 利用要件
前述の「4 利用課題募集の概要(5)利用課題審査」とは別に、事前に以下の要件を審査します。
① 実験の安全性が確保されていること。
② 実験に係る技術的な実施可能性があること。
③ 公序良俗に反するものでないこと。
(3) その他の必要書類
利用課題が採択された場合、利用申込書の他に以下の書類が必要となりますので、原則、利用日の5日前(土日祝を除く。)までに、 提出してください。
利用課題が採択された場合、利用申込書の他に以下の書類が必要となりますので、原則、利用日の5日前(土日祝を除く。)までに、 提出してください。
提出書類 | 提出対象者 |
放射線業務従事者登録申請書兼放射線業務従事者承認書
|
各年度において、初めてセンターを利用する者 |
利用変更届出書 |
利用内容に変更が生じた者
(変更の内容は、利用者情報、持込試料等、装置・器具等に関することに限ります。)
|
誓約書 | 利用者 |
※ 放射線業務従事者の承認に当たっては、各年度の初回利用時において、センターでの放射線安全教育の受講(30分程度)が必要となります。(無料)
(5) 提出方法
E-mail、郵送又は持参による。
(6) 提出先
E-mail:aichisr-p@astf.or.jp
郵送、持参 :〒489-0965
愛知県瀬戸市南山口町250番3「知の拠点あいち」内
あいちシンクロトロン光センター ユーザー支援室
2016年度共用プラットフォーム形成支援事業(成果公開型)宛
E-mail:aichisr-p@astf.or.jp
郵送、持参 :〒489-0965
愛知県瀬戸市南山口町250番3「知の拠点あいち」内
あいちシンクロトロン光センター ユーザー支援室
2016年度共用プラットフォーム形成支援事業(成果公開型)宛
6.その他
(1) 利用成果の報告
利用終了後50日以内に成果報告書(様式6)を提出していただく必要があります。
成果報告書とは、利用で得られた成果を、図表等を用いてレポート(A4用紙最大5枚)として取りまとめたもので、活用事例としてホームページ等で公開させていただきます。ただし、特許取得を意図しているなどの理由により公開の延期を希望する場合、成果公開延期申請書にて申請いただき、当センターにて審査の上、公開の範囲、公開の時期等を別に定めることができます。公開の猶予は最大2年間となります。
また、論文、受賞、プレスリリース、講演、寄稿などにより発表する場合は、当センターにおける活用又は成果であることの明記をお願いするとともに、別刷り、記事の写し、プレス発表資料等を随時送付していただきますようお願いします。 (謝辞の記載例)
(2) 知的財産権の取り扱い
センターの利用に伴い発生した知的財産は、原則として利用者に帰属します。特許を出願し、公開特許公報により特許が公開された場合、公開特許公報の写しを随時送付していただきますようお願いします。
7.問い合わせ先
住 所 : 〒489-0965 |