あいちシンクトロン光センターにおける長期利用申込の開始について
あいちシンクロトロン光センターでは、計画的に施設をご利用いただけるように、平成26年度の「長期利用申込」
の受付を開始します。
本センターでは、従来の2か月ごとに申し込みを受け付ける「一般利用申込」(詳細はこちら)に加え、平成26年1月
28日(火)から、前期(4~9月)と後期(10~3月)の年2回の「長期利用申込」を試行的に開始し、前期(4~9月)の
利用申込の受付を始めます。
「長期利用申込(前期)」では、4月から9月まで(第1期から第3期まで)の利用シフトを事前に確保することができ
ます。
なお、昨年7月から、「一般利用申込」の申込対象期間を「2か月間」を「6か月間」に延長しておりましたが、長期利用
申込の試行に伴い、延長を終了します。
【長期利用申込の概要】
<前期> | <後期> | |||||
申込対象期間 | 平成26年4月1日(火)から同年9月30日(火) | 平成26年10月から平成27年3月 | ||||
申込期間 |
1月28日(火)~3月10日(月) ※期間以降、利用シフトに空きがある場合は、随時申込みを受け付けます。 |
7月~9月頃 ※期間以降、利用シフトに空きがある場合は、随時申込みを受け付けます。 |
||||
利用日の決定と通知 ※利用日の決定にあたっては、一般利用の申込みと合わせて、2か月ごとに調整、決定します。 |
4、5月の利用日については、3月20日(木)までに決定、通知。 |
6、7月の利用日については、5月20日(火)までに決定、通知。 |
8、9月の利用日については、7月18日(金)までに決定、通知。 |
10、11月の利用日については、9月中旬頃までに決定、通知。 |
12、1月の利用日については、11月中旬頃までに決定、通知。 |
2、3月の利用日については、1月中旬頃までに決定、通知。 |
※「長期利用申込」の場合、利用日の決定前であれば利用申込みを取り消すことができ、この場合のキャンセル料は
不要です。
※「長期利用申込」は、各期及び各BL毎に全体の利用シフトの50%を超えない範囲で受け付けます。
※「長期利用申込(後期)」については、7月初旬頃に申込の受付を開始する予定です。
1.利用を受け付けるビームライン等
ビームライン名 | 測定手法 |
BL5S1 | 硬X線XAFS、蛍光X線分析 |
BL5S2 | X線回折(粉末、薄膜)、硬X線XAFS(透過法) |
BL6N1 | 軟X線XAFS、軟X線光電子分光 |
BL7U | 真空紫外分光、超軟X線XAFS |
BL8S1 | X線反射率、薄膜表面回折 |
BL8S3 | 広角・小角散乱 |
※ ビームラインの詳細はこちらをご覧ください。
http://www.astf-kha.jp/synchrotron/userguide/gaiyou/
2.利用区分及び利用料金
(1)利用区分について
① 一般利用
一般企業の利用を対象としており、利用者の所属、氏名、実験名、成果等、利用に係る一切の情報を非公開とする
ことができます。
② 中小企業利用
中小企業の利用を対象としており、一般利用と同様に、利用者の所属、氏名、実験名、成果等、利用に係る一切の
情報を非公開とすることができます。
なお、中小企業とは、中小企業基本法に定める中小企業者又は法人格を有する中小企業者の団体をいいます。
ただし、大企業又はその役員から2分の1以上の出資を受けている企業は除きます。
※中小企業基本法に定める中小企業者の定義の詳細はこちらをご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/teigi.html
③ 公共等利用
大学、公設試験研究所等の利用を対象としており、成果公開を前提とし、成果報告書の提出が必要となります。
なお、大学、公設試験研究所等の方のご利用であっても、成果報告書を提出しない場合は、「一般利用」の扱いと
なります。
④ トライアル利用
一般企業や中小企業の初回利用を対象としており、同一企業の初回2シフトまでの利用につき、低額の利用料
でご利用いただけます。
「一般利用」等と同様に、利用者の所属、氏名、実験名、成果等、利用に係る一切の情報を非公開とすることが
できます。
(2)利用料について
利用区分 | 利用対象 | BL1本・1シフト(4時間)の利用料(税込) |
一般利用 | 一般企業 | 164,500円 |
トライアル利用 | 82,200円 | |
中小企業利用 | 中小企業 | 82,200円 |
トライアル利用 | 41,100円 | |
公共等利用 | 大学・公設試等 | 82,200円 |
※センターの設立にご賛同いただいた企業・団体及びセンターの運営に支援をいただいている大学は、利用料を
減額いたします。詳細は、センターにお問い合わせいただくようお願いします。
※上記の利用料は、ビームライン技術者による実験支援及び実験データの汎用性のあるファイルへの変換、参考
資料(グラフ等)の添付を含む料金です。
※上記の利用料は、供用開始時からの当分の間適用する「普及PR料金」であり、供用開始後の利用状況や収支
状況等を見極めた上で、しかるべきタイミングで見直しを行います。
※平成26年4月から消費税率が5%から8%へ引き上げになることに伴い、利用料が変更になりました。
3.長期利用申込(前期)の概要
(1)申込対象期間
平成26年4月1日(火)から9月30日(火)まで
※詳細は2014年間スケジュール(4-9月)(PDF)をご覧ください。
(2)利用時間単位
利用時間単位は4時間で、「午前10時から午後2時まで」又は「午後2時30分から午後6時30分まで」の1日
あたり2シフトを設けており、1シフトから利用が可能です。
なお、同日2シフトを連続して利用する場合、午後2時から午後2時30分までの間もご利用いただけます。
(この間の利用料は必要ありません。)
※機器の調整や試料セットなどの実験の準備及び片付けは、シフト内で実施してください。
(3)利用申込期間
平成26年1月28日(火)から3月10日(月)午後5時まで
利用シフトの空き分は、随時申込みにて受け付けております。お問い合わせください。
(4)利用日の決定及び通知について
利用日の決定にあたっては、一般利用の申込みと合わせて、2か月ごとに決定します。
先着順を原則とし、利用期間が重複する場合等は、調整を行う場合があります。
決定した利用日は、下記の期日までに利用者に通知します。
利用月 | 利用日の通知期日 |
4月、5月(第1期) | 3月20日(木) |
6月、7月(第2期) | 5月20日(火) |
8月、9月(第3期) | 7月18日(金) |
※「長期利用申込」の場合、利用日の決定前であれば利用申込みを取り消すことができ、この場合のキャンセル料
は不要です。
※「長期利用申込」は、各期及び各BL毎に全体の利用シフトの50%を超えない範囲で受け付けます。
4.利用申込手続き
(1)利用相談
適切な実験の実施や手続きの円滑化のため、利用申込書の提出前に原則として事前の利用相談を行います
ので、利用を希望する方は、後述の「6 お問い合わせ先」の産業利用コーディネータにご連絡ください。
※利用相談は随時受け付けており、無料でご利用いただけます。また、中小企業向けの相談窓口を設けており、
無料でご利用いただけます。
(2)利用申込書の提出
利用相談後、申込者兼利用責任者(実験日当日に来所され利用の責任者となる方)は、
様式第1号の1(利用申込書)(誓約書付き)(word)を作成し、利用申込期限内にセンターへ提出してください。
(3)利用要件
利用の決定にあたっては、以下の要件を審査します。
①実験の安全性が確保されていること。
②実験に係る技術的な実施可能性があること。
③公序良俗に反するものでないこと。
(4)その他の必要書類
利用申込書の他に以下の書類が必要となりますので、利用日の5日前(土日祝を除く。)までに、センターあてに
提出してください。
提出書類 | 提出対象者 |
・放射線従事者登録申請書兼放射線業務従事者承認書((放)様式第5)(word) | ・各年度において、初めてセンターを利用する者 |
・利用変更届出書(様式第3号)(word) |
・利用内容に変更が生じた者 (変更の内容は、利用者情報、持込試料等、装置・器具等に関することに限ります。) |
・誓約書(様式第4号)(word) | ・利用責任者(全利用者を代表して提出) |
放射線業務従事者の承認については、各年度の初回利用時には、当センターにおいて、放射線安全教育の受講
(30分程度)が必要となります。(無料)
(5)提出方法
E-mail、FAX、郵送又は持参による。
(6)提出先
E-mail :aichisr@astf.or.jp
FAX:0561-21-1652
郵送、持参:〒489-0965
愛知県瀬戸市南山口町250番3「知の拠点あいち」内
あいちシンクロトロン光センター ビームライン課 産業利用コーディネータあて
5.その他
(1)成果の公開のお願い
「一般利用」及び「中小企業利用」の場合は、成果の公開は必ずしも必要としませんが、利用者の方々のご了解
を前提として、成果の公開をお願いする場合があります。
公開する成果は、事例集等に掲載し、新規利用者の拡大のために活用させていただきます。公開時期、公開する
範囲等については、利用者の方々とご相談の上、決定させていただきます。
(2)成果報告書の提出
「公共等利用」の区分でご利用いただく場合、利用終了後50日以内に成果報告書(様式第7号)(word)を提出して
いただく必要があります。
成果報告書とは、利用で得られた成果を、図表等を用いてレポート(A4用紙4枚程度)として取りまとめたもので、
活用事例として公開させていただきます。ただし、特許取得を意図しているなどの理由により公開の延期を希望する
場合、当センターとの協議により、公開の範囲、公開の時期等を別に定めることができます。公開の猶予は最大2年
間となります。
(3)成果発表の報告のお願い
論文、受賞、プレスリリース、講演、寄稿などにより発表する場合は、当センターにおける活用又は成果であることの
明記をお願いするとともに、別刷り、記事の写し、プレス発表資料等を4(6)まで随時送付していただきますようお願
いします。
(4)公開特許の報告のお願い
当センターの利用に伴い発生した知的財産は、原則として利用者に帰属します。特許を出願し、公開特許公報に
より特許が公開された場合、公開特許公報の写しを5(6)まで随時送付していただきますようお願いします。
6.問い合わせ先
住所 |
〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町250番3 「知の拠点あいち」内 |
担当 |
あいちシンクロトロン光センター ビームライン課 産業利用コーディネータあて |
TEL | 0561-76-8330 |
aichisr@astf.or.jp |