あいちシンクロトン光センター(以下「センター」という。)は、次のとおり第5期の利用募集(平成25年12月から平成26年5月までの利用)を行います(11月分の利用につきましては、随時申し込みを受け付けております)。
なお、平成26年4月から消費税率が5%から8%へ引き上げになることに伴い、4月以降のご利用については、利用料が変更になる場合がございますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。
平成26年4月以降の利用料については、追ってご案内申し上げます。
募集内容の詳細については、以下のとおりです。
1 利用募集するビームライン
ビームライン名 | 測定方法 |
BL5S1 | 硬X線XAFS、蛍光X線分析 |
BL5S2 | X線回折(粉末、薄膜) |
BL6N1 | 軟X線XAFS、軟X線光電子分光 |
BL7U | 真空紫外分光、超軟X線XAFS |
BL8S1 | X線反射率、薄膜表面回折 |
BL8S3 | 広角・小角散乱 |
※ ビームラインの詳細はこちらをご覧ください。
http://www.astf-kha.jp/synchrotron/userguide/gaiyou/
2 利用区分及び利用料金
(1)利用区分について
① 一般利用
一般企業の利用を対象としており、利用者の所属、氏名、実験名、成果等、利用に係る一切の情報を非公開とすることができます。
② 中小企業利用
中小企業の利用を対象としており、一般利用と同様に、利用者の所属、氏名、実験名、成果等、利用に係る一切の情報を非公開とすることができます。
なお、中小企業とは、中小企業基本法に定める中小企業者又は法人格を有する中小企業者の団体をいいます。ただし、大企業又はその役員から2分の1以上の出資を受けている企業は除きます。
※中小企業基本法に定める中小企業者の定義の詳細はこちらをご覧ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/teigi.html
③ 公共等利用
大学、公設試験研究所等の利用を対象としており、成果公開を前提とし、成果報告書の提出が必要となります。なお、大学、公設試験研究所等の方のご利用であっても、成果報告書を提出しない場合は、「一般利用」の扱いとなります。
④ トライアル利用
一般企業や中小企業の初回利用を対象としており、同一企業の初回2シフトまでの利用につき、低額の利用料でご利用いただけます。
「一般利用」等と同様に、利用者の所属、氏名、実験名、成果等、利用に係る一切の情報を非公開とすることができます。
(2)利用料について
利用区分 | 利用対象 | BL1本・1シフト(4時間)の利用料(税込) |
一般利用 | 一般企業 | 160,000円 |
トライアル利用 | 80,000円 | |
中小企業利用 | 中小企業 | 80,000円 |
トライアル利用 | 40,000円 | |
公共等利用 | 大学・公設試等 | 80,000円 |
※センターの設立にご賛同いただいた企業・団体及びセンターの運営に支援をいただいている大学は、利用料を減額いたします。詳細は、センターにお問い合わせいただくようお願いします。
※上記の利用料は、ビームライン技術者による実験支援及び実験データの汎用性のあるファイルへの変換、参考資料(グラフ等)の添付を含む料金です。
※平成26年4月から消費税率が5%から8%へ引き上げになることに伴い、4月以降のご利用については、利用料が変更になる場合がございます。
※上記の利用料は、供用開始時からの当分の間適用する「普及PR料金」であり、供用開始後の利用状況や収支状況等を見極めた上で、しかるべきタイミングで見直しを行います。
3 利用募集の概要
(1)今回募集する利用期間について
① 第1シフト及び第2シフトの利用期間
平成25年12月3日(火)から平成26年5月30日(金)まで
② 第3シフトの利用期間
平成25年12月3日(火)から平成26年3月28日(金)まで
※土、日、祝日及びマシンスタディ日(原則、月曜日)は除く。
※詳細は運転スケジュール5期.pdf(PDF)をご覧ください。
※平成25年度夏期に予定していたメンテナンス作業が12月21日~平成26年2月3日(予定)となったため、利用募集は行いません。
※第3シフトについては、自立的にビームラインをご利用いただける。
(2) 利用時間単位
利用時間単位は4時間で、第1シフトは「午前10時から午後2時まで」、第2シフトは「午後2時30分から午後6時30分まで」、第3シフトは「午後6時30分から午後10時30分まで」となっており、1シフト単位で利用が可能です。
なお、同日第1シフトと第2シフトを連続して利用する場合、午後2時から午後2時30分までの間もご利用いただけます。(この間の利用料は必要ありません。)
※機器の調整や試料セットなどの実験の準備及び片付けは、シフト内で実施してください。
(3) 利用申込受付期間
平成25年11月5日(火)から11月14日(木)午後5時まで
(4) 第3シフトのご利用に関する留意事項
① 第3シフトは、技術者による実験支援は行いませんので、自立的にビームラインを利用可能な方のみお申込みいただけます。
② ビームダンプ等が生じた場合、再入射は行いません。代替日の確保又は利用料の減額のいずれかの対処となります。
4 利用申込手続き
(1)利用相談
適切な実験の実施や手続きの円滑化のため、利用申込書の提出前に原則として事前の利用相談を行いますので、利用を希望する方は、後述の「6 お問い合わせ先」の産業利用コーディネータにご連絡ください。
※利用相談は随時受け付けており、無料でご利用いただけます。
また、中小企業向けの相談窓口を設けており、無料でご利用いただけます。
(2)利用申込書の提出
利用相談後、申込者兼利用責任者(実験日当日に来所され利用の責任者となる方)は、利用申込書(様式第1)(誓約書付き).docを作成し、利用申込期限内にセンターへ提出してください。
(3)利用要件
利用の決定にあたっては、以下の要件を審査します。
①実験の安全性が確保されていること。
②実験に係る技術的な実施可能性があること。
③公序良俗に反するものでないこと。
④第3シフトを利用する場合は、自立的にビームラインが利用可能なこと。
(4)その他の必要書類
利用申込書の他に以下の書類が必要となりますので、利用日の5日前(土日祝を除く。)までに、センターあてに提出してください。
提出書類 | 提出対象者 |
・放射線従事者登録申請書兼放射線業務従事者承認書((放)様式第5)(word) | ・各年度において、初めてセンターを利用する者 |
・利用変更届出書(様式第3号)(word) |
・利用内容に変更が生じた者 (変更の内容は、利用者情報、持込試料等、装置。器具等に関することに限ります。) |
・誓約書(様式第4号)(word) | ・利用責任者(全利用者を第表して提出) |
放射線業務従事者の承認については、各年度の初回利用時には、当センターにおいて、放射線安全教育の受講(30分程度)が必要となります。(無料)
(5)提出方法
E-mail、FAX、郵送又は持参による。
(6)提出先
E-mail :aichisr@astf.or.jp
FAX:0561-21-1652
郵送、持参:〒489-0965
愛知県瀬戸市南山口町250番3「知の拠点あいち」内
あいちシンクロトロン光センター ビームライン課 産業利用コーディネータあて
5 その他
(1)成果の公開のお願い
「一般利用」及び「中小企業利用」の場合は、成果の公開は必ずしも必要としませんが、利用者の方々のご了解を前提として、成果の公開をお願いする場合があります。
公開する成果は、事例集等に掲載し、新規利用者の拡大のために活用させていただきます。公開時期、公開する範囲等については、利用者の方々とご相談の上、決定させていただきます。
(2)成果報告書の提出
「公共等利用」の区分でご利用いただく場合、利用終了後50日以内に成果報告書(様式第7号)(word)を提出していただく必要があります。
成果報告書とは、利用で得られた成果の概要を、図表等を用いてレポート(A4用紙2枚程度)として取りまとめたもので、活用事例として公開させていただきます。
(3)成果発表の報告のお願い
論文、受賞、プレスリリース、講演、寄稿などにより発表する場合は、当センターにおける活用又は成果であることの明記をお願いするとともに、別刷り、記事の写し、プレス発表資料等を4(6)まで随時送付していただきますようお願いします。
(4)公開特許の報告のお願い
当センターの利用に伴い発生した知的財産は、原則として利用者に帰属します。特許を出願し、公開特許公報により特許が公開された場合、公開特許公報の写しを5(6)まで随時送付していただきますようお願いします。
6 問い合わせ先
住所 |
〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町250番3 「知の拠点あいち」内 |
担当 |
あいちシンクロトロン光センター ビームライン課 産業利用コーディネータあて |
TEL | 0561-76-8330 |
E-mail | aichisr@astf.or.jp |